漫画『ベルセルク』などで知られる漫画家の三浦建太郎さんが、2021年5月6日に急性大動脈解離のため亡くなった。54歳だった。同作を連載している白泉社が20日、公式サイトで発表した。
三浦さんの訃報を受け、インターネット上ではなぜか漫画家・冨樫義博さんの去就を心配する声が多く投稿されている。
「ベルセルク未完だなんてそんな......」
三浦さんは1989年から「月刊アニマルハウス」、のちに「ヤングアニマル」で、「剣と魔法の世界」で巨大な剣を振るう剣士ガッツを主人公としたダーク・ファンタジー『ベルセルク』を連載中だった。
三浦さんはたびたび休載することがあり、代表作『ベルセルク』も幾度かの連載休止・再開を経て連載中だった。三浦さんは掲載誌の巻末コメントで体調不良に関する不安を述べることもあったが、休載期間中も漫画を描き続けるほど精力的に作家活動を行なってきた。
ネット上には、『ベルセルク』の続きをもう読むことができない現実にショックを受けるファンの声が相次いでいる。
「もういくら待ってもベルセルクの続きは読めないのか...ああ...」
「うそでしょ......ベルセルクの続きもう読めないの......?あんなすごい絵描ける人が亡くなるには早すぎるのでは......」
「ベルセルク未完だなんてそんな......ご冥福をお祈りいたします」
そんな中、関連ワードとしてツイッタートレンド入りしているのが同じく漫画家の冨樫義博さんの名前だ。週刊少年ジャンプで数々の人気作を生み出してきた冨樫さんは、休載の多い漫画家として知られる。それでも長期連載を続け、絶大な人気を誇る漫画家として多くのファンに支持されてきた。