プロ野球の西武・山川穂高(29)が見せた死球後の行動に「驚き」と「称賛」の声が上がっている。
西武は2021年5月19日、メットライフドームでソフトバンクと対戦。その2回の攻撃で6番スタメン出場した山川に打席がまわってきた。
相手投手には「大丈夫」のジェスチャー
1死走者なしの場面で、ソフトバンクのマウンドは松本裕樹投手(25)。その3球目だった。内角に入った144キロのストレートが山川の右手首付近を直撃。山川は死球を受けた直後、痛みをこらえるように顔をゆがめながら叫び声を上げた。
すぐにトレーナーとコーチが山川のもとに駆け寄り状況を確認。山川はトレーナーとともにベンチに向かい、その際に怒りを自身で「発散」させるように「ウワッ」と大声を発した。静まり返るスタジアムに山川の叫び声が響き渡った。
山川は一旦、ベンチに下がったがすぐにフィールドに戻り1塁へ。塁上では表情に厳しさが残っていたものの、マウンド上の松本投手に向けて「大丈夫だ」というように軽く両手を広げて頷いてみせた。