喫煙所閉鎖したのに「吸い殻散乱」 池袋駅東口「常時20人タバコ」のイタチごっこ...区は対応苦慮

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「飲食店も時短や営業自粛をしており、行って下さいとは言えない」

   豊島区によると、閉鎖後に喫煙所の外でタバコを吸っている人は、より規模の大きい東口では、常時20人ほどいるという。

   職員が巡回して喫煙者に注意しているものの、現場に張り付いているわけにもいかないといい、イタチごっこの状態のようだ。

   区では、2011年に路上喫煙及びポイ捨て防止に関する条例を施行し、路上喫煙やポイ捨てを禁止している。さらに、池袋駅周辺などの重点区域でのポイ捨ては、2万円以下の罰金に処せられる。

   喫煙所の外でタバコを吸えば、条例違反になり、「たとえ、携帯灰皿を持っていたとしても、路上喫煙をしてはダメです」と区の環境保全課長は言う。一方、ポイ捨ては、罰金対象にもなるが、これまで徴収した実績はないとした。

「徴収するのが目的ではなく、反社会的行為だとの意識を喫煙者の方に醸成してもらうためです。しかし、なかなか守られずに苦慮しており、今後徴収がないとは言えないです」

   喫煙所の代案を求める声が出ていることについては、こう説明した。

「宣言下で、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている状況です。飲食店も時短や営業自粛をしている中で、行って下さいとは言えません。代わりを積極的に案内するのは難しく、ご自身で調べていただくしかないと考えています。この状況が続くなら、感染リスクがある中でも人を割いて注意せざるを得ませんので、ご理解やご協力をお願いしたいと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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