元プロ野球選手の清原和博さんが2021年5月18日、かつて自身を覚醒剤取締法違反で逮捕し、取り調べを担当した刑事とのエピソードをツイッターで明かした。
「刑事さんにはこの5年、何かあると色々と聞いてもらっていました」
清原さんはツイッターで、2016年に逮捕・取り調べを担当した刑事と電話で話し、エールをもらったと明かした。この刑事はその後の5年間、薬物依存に苦しむ清原さんを支えてくれた存在だという。
「今日、久々に自分を逮捕、取り調べを担当された刑事さんに電話した。刑事さんにはこの5年、何かあると色々と聞いてもらっていました。心配してくれて何かあればすぐ連絡ください、直ぐに会いに行きますから、一人にならないでくださいね、と優しく励ましてくれました」
清原さんは覚せい剤依存からの再起を誓ってきた。
21年5月15日にはYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」に「清原薬物の恐ろしさを全部語る」と題した動画を投稿。20年6月15日に執行猶予期間が満了となっているものの、薬物との闘いは未だ続いていると明かしている。
動画では、覚醒剤の後遺症だという手の震えや耳鳴り、不眠に加え、うつ病の症状に苦しむ自身の心のうちを赤裸々に吐露していた。
ツイッターでも、たびたび苦しい胸中を包み隠さず明かしている清原さん。6日には、薬物依存に関するインタビュー中にフラッシュバックが起こってしまったと明かした。
「今日、トレーニング後、薬物依存についてのインタビューを受けた。少しでも薬物で苦しんでいる方に力になれればと思い受けたが自分の思い上がりだった。インタビューの最中にフラッシュバック、自己否定でどんどん辛く苦しくなった、自分はまだまだ薬物依存に苦しんでる」
自身と同じ苦しみを抱える薬物依存患者の力になりたいと思いつつも、気持ちと身体のバランスを取るのは難しいという。
13日には自ら薬物病院に通院し、医師に話を聞いてもらったとした清原さん。17日にも通院し、気持ちの整理をしようと努力していることを明かしていた。
「今日も薬物病院に行き先生に色々と話しをしてきた。先生に話すと凄く心が楽になる。突然の怒り、悲しみが一日中襲ってきて、ギリギリで生きてる。こんなに短いスパンでの通院は逮捕されて以来初めて...」