プロ野球・広島東洋カープが菊池涼介、小園海斗、正隨優弥の3選手の新型コロナウイルス陽性を2021年5月17日に発表したことを受け、広島ファンの間では嘆きの声が広がっている。
特に菊池と小園はともに打率3割を超えるなど、ここまで主力打者として活躍。二遊間を守るチームの要でもあっただけに、その影響は計り知れない。
「点取れる気がせん」「勝てんでこれは」
球団の発表によると、3選手は17日にPCR検査を受けたところ新型コロナウイルス陽性と判定された。同日時点で小園、正隨は無症状、体調異常なしだが、菊池は39.8度の発熱があったという。管轄保健所の調査によると、チームで濃厚接触者とされた選手はいなかった。
3選手は一定期間の離脱が予想されるが、中でも菊池と小園の穴は大きい。菊池は開幕から現在(16日試合終了時点)まで正二塁手として39試合に出場。打率.342はリーグトップで、3、4月の月間MVPも受賞した。4月2日には自身の持つ連続無失策記録がストップしたものの、安定した守備でチームを支えている。
一方の小園は4月22日に今季初昇格以降、ショートとしてスタメン出場を継続。打率.360、OPS.851と結果を残し、不審にあえぐベテラン・田中広輔からポジションを奪いつつあった。
現在リーグ4位と低迷するチームにあって、出色の活躍を続けてきた2人の離脱。ネット上の広島ファンからは、感染した選手たちを心配する声や早期復帰を願う声が多く聞かれた一方で、
「痛すぎる」
「点取れる気がせん」
「正二遊間なしでどう戦えと?」
「勝てんでこれは...」
など、厳しいチーム事情に対する消極的な声も目立っている。