俳優の阿部寛さんが主演を務めるドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)第4話が2021年5月16日に放送された。阿部さん演じる主人公・桜木建二が、東大を目指す生徒の保護者へ放ったセリフに、感銘を受ける視聴者が続出している。
「うちの菜緒ちゃんが東大なんか受かるわけない」
ドラマは、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載された三田紀房さんによる「ドラゴン桜2」を原作に実写化。主人公は、偏差値30台の落ちこぼれ高校から東京大学合格者を輩出する元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部さん)で、2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」から15年後を描いた続編だ。
第4話では、「東大専科」の生徒である瀬戸輝(「King & Prince」高橋海人さん)が、亡き両親が残したヤミ金返済に向け、学校を休んでまでバイトに明け暮れる。桜木の元教え子で助手の水野直美(長澤まさみさん)や東大専科の仲間は心配するが、桜木は勉強に集中するように告げ、ITを活用した勉強法を伝授。各々が苦手克服にまい進する――といった展開が描かれた。
そんな中、東大専科の生徒・早瀬菜緒(南沙良さん)と天野晃一郎(加藤清史郎さん)は東大を目指して勉強していることが母親にバレてしまう。桜木に抗議にやって来た2人の母親は、
「うちの菜緒ちゃんが東大なんか受かるわけない」「うちの子(天野)は中学受験で失敗してこの高校に来ました。高校でも同じ失敗をさせたくない」
と主張し、「(自分の子どもを)もてあそんでいるのでは」とものすごい剣幕で桜木に詰め寄る。