3回2失点の今村降板→直後に4失点の悪夢 原監督の「積極交代」裏目、G党不満「采配ミスだろ」

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   プロ野球の巨人は2021年5月16日、東京ドームで阪神と対戦し5-6で敗れた。

   巨人は2回に主砲・岡本和真(24)のソロ本塁打などで2点を先制するも3回に失策がらみで同点に追いつかれた。4回に2番手のドラ1ルーキー平内龍太(22)が炎上し4失点。6回に3点を返して1点差としたが7回以降、阪神リリーフ陣に抑えられ逆転ならず。今カード1勝2敗と負け越し、首位阪神とのゲーム差は4.5ゲームとなった。

  • 原辰徳監督(2014年撮影)
    原辰徳監督(2014年撮影)
  • 原辰徳監督(2014年撮影)

6回にはアルカンタラを捕らえ1点差に

   2-2の同点で迎えた4回、原辰徳監督(62)は先発・今村信貴(27)を早々と諦め、2番手として平内をマウンドに送り込んだ。

   平内は先頭・サンズ(33)を四球で歩かせ無死1塁。続く陽川尚将(29)に147キロのストレートをライトスタンドに運ばれ2点を失った。その後、2死2塁の場面で近本光司(26)にセンター前タイムリーを許したところで降板。2死2塁のピンチで後を継いだ3番手・戸根千明(28)は糸原健斗(28)にセンター前に運ばれ、この回、計4点を失った。

   2回に2点を先制した打線は4点ビハインドの6回、阪神先発アルカンタラ(28)を攻め込んだ。

   先頭・梶谷隆幸(32)から4番・岡本まで4連続安打でまずは1点を獲得した。1死後、満塁のチャンスに若林晃弘(27)がセカンドゴロに倒れ、この間に1点を追加。そして2死1、3塁からダブルスチールを仕掛け、これが捕手・梅野隆太郎(29)の3塁悪送球を誘い3点目。3回以降、打ち崩せなかったアルカンタラを攻略し1点差まで追い詰めた。

8回には代走・増田がけん制で...

   巨人は終盤の逆転劇が見えてきたかに思われたが、7回以降、阪神のリリーフ陣に抑え込まれた。8回には岡本が意地を見せセンター前にヒットを放ち、代走に増田大輝(27)が起用された。増田の足に期待がかかるも、増田はけん制にひっかかり盗塁失敗。最終9回は阪神・守護神スアレス(30)に封じ込まれ逆転はならなかった。

   首位との直接対決に巨人は総力戦で臨んだ。今季、指揮官は積極的な投手起用を見せており、この日も3回2失点の先発・今村に代えて4回から平内をマウンドに。阪神への流れを断ち切るためにドラ1ルーキーを起用したが結果、采配は裏目に出て4失点。5回以降はリリーフ陣が踏ん張り阪神打線を無得点に抑えたが、この4失点が最後まで重くのしかかった。

   阪神との3連戦で1勝2敗と負け越し、ゲーム差は4.5ゲームとなった。月末から始まるセ・パ交流戦を前に阪神とのゲーム差を縮めたかっただけにG党からは不満の声が。インターネット上では指揮官の投手起用に関して「今村を信用してほしかった」「今村に代えて平内はないわ」「これは采配ミスだろ」などの声が上がった。

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