「カレーの調理音」でライブ演奏 謎の前衛アーティスト「ノイズカレー」の正体とは

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「祭り、愛と混乱の魂の叫びを込めることが出来ます」

――これまで、どういった場所で活動されてきたのでしょうか。

ノイズカレー:主に新宿にあるWildSideTokyoというライブハウスで活動してきました。他には京都の「銭湯音楽祭」(20年1月開催)というのにお呼ばれしたり、静岡の掛川市のアートイベント「Haraizumi artdays」(19年10月〜11月開催)というのに1ヶ月弱お邪魔したりしてました。

――このスタイルに行き着く前には、どんなことをされていたのでしょうか。

ノイズカレー:ロックやパンク、オルタナティブ系のバンドをやってました。今は活動停止中です。パートはドラムです。知り合いと即興バンドをしたり、また海外の路上で空き瓶を叩いて生活してた事があったので、それをライブで、ソロでやったりしていました。

――なぜ「ノイズカレー」というスタイルに行き着いたのでしょうか。なにか理由はあるのでしょうか。

ノイズカレー:最初はライブハウスでフードを作っていました。ですが、気が付いたらステージ上でそれをやっていて、気が付いたら定期的に呼ばれ...やっていく中で進化していきました。(このスタイルに行き着いた)理由はありません。

――カレーを作ることで生み出される「ノイズ」には、どんな特徴があるのでしょうか。

ノイズカレー:家のどこからか包丁の音や掃除機、洗濯機の音が聞こえてくる様な、夕暮れのカラスの鳴き声のような、遠くで布団を叩く音が夢うつつで聞こえて来る様なアンビエント感の中、金縛りにあってUFOが降りてくる現実か分からない緊張感や、祭り、愛と混乱の魂の叫びを込めることが出来ます。
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