近隣国14日+隔離施設5日の水際対策も奏功?
世界的に国境を越えた往来が困難な状況が続くが、ナウルへの入国は特にハードルが高い。まず、ナウルに入国しようとする人は、クック諸島、フィジー、仏領ポリネシア、キリバス、マーシャル諸島といったナウルが指定する近隣国・地域に14日以上滞在する必要がある。入港後も「指定住居-移行ステーション」と呼ばれる施設で最低5日間の隔離措置が義務づけられている。こういった煩雑な手続きが水際対策として奏功しているとみられる。
元々の人口が少ないため単純に比較はできないが、比較的接種が進んでいるとされる国々に比べても、ナウルの接種率は飛び抜けて高い。オックスフォード大が運営する統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、少なくとも1回接種を受けた人の割合は5月11日時点でイスラエルが62.70%、英国52.62%。日本は2.91%だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)