中山氏「混同をするようなことをやめて」
中山氏は発言の修正などには応じない考えだ。中山氏は5月12日夕方、報道陣の取材に応じ、ロケット弾を発射した「ハマス」が、公安調査庁が発行する「国際テロリズム要覧」に「国際テロ組織」として掲載されていることを挙げながら、パレスチナ人とハマスを区別して理解すべきだと話した。
「私はパレスチナの方がテロリストだと書いたことは1回もない。私が申し上げたいのは、そういう混同をするようなことをやめていただきたい(ということだ)。日本の公安調査庁やアメリカが指定しているテロリストであるハマス、このハマスがミサイルを打っている。私がツイッターに書き込んだのは、こうしたテロリストをなくしてほしい、イスラエルという国は、そして日本であっても、テロから自国民を守る権利はあるのではないか、これをしっかりと訴えたいと思ったまで。パレスチナの一般の方は、テロリストに盾に使われている」
この説明を踏まえても政府見解と齟齬(そご)がある点には変わらないが、中山氏は「政治家としての、個人の考えだ」と述べた。
加藤勝信官房長官は5月12日夕の会見で、
「個人のツイッターでの発言だと承知しているので、その意図を承知しているわけでもない。コメントは差し控えたい」
と述べるにとどめた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)