「自粛」求め続けてきたのに「パーティー参加」 日医会・中川会長に「失望」の声...会見で説明も収まらず

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「会長職を退くつもりは全くない」

   時には厳しい言葉を交えながら、感染対策の必要性を訴え続けてきた中川会長。しかし、5月11日に週刊文春が「文春オンライン」を通じ、東京都に「まん延防止等重点措置」が出されていた4月20日、中川会長が自民党・自見英子参院議員による「政治資金パーティー」に参加していたことを報じた。

   報道では「医師会の幹部らを中心に100人規模の参加者が集まった」という医師会関係者のコメントも伝えられている。中川会長は同誌の取材に対し、会場のホテル側と十分な事前協議を行い、感染防止に努めた上で開催したことを説明。しかし、報道を受け、ツイッター上では中川会長に対する厳しい声が相次いだ。

「失望しかないです」
「矛盾・矛盾・矛盾だらけ」
「みんながあなたの言葉でどれだけ我慢してるか、わかりますか?」
「もう説得力も何もない」

   中川会長は5月12日の定例会見冒頭で、今回の報道について言及。パーティーでは食事を提供しないなど感染対策を徹底していたと説明した上で、3度目の緊急事態宣言直前の開催となったことについて「全国で多くの皆さまが我慢を続けている中で、慎重に判断すれば良かった」と語った。

   しかし、ツイッター上では「無責任極まりない」「なんだかなぁ〜」と違和感の声が続出。また、感染対策を徹底した上でパーティーを開催したという説明に対しては、

「その予防対策をしてもなお、休業させられる店がたくさんあるんだけど」
「ならば全く喋らない映画館や演劇だってOKなのでは?」

   と、緊急事態宣言下で休業を強いられている業界を引き合いに出した意見も聞かれた。

   中川会長は自身の進退について「会長職を退くつもりは全くない」「これまで以上に国難に対して責務を全力で果たす」としている。

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