チーム防御率、失点ともにリーグワースト
5回にはオースティン(29)のタイムリーで同点に追いつき、なおも1死1、2塁とチャンスが続いた。だが、続く牧秀悟(23)、ソトが凡退。7回には再び1死1、2塁と得点圏にランナーを進めるも、クリーンナップの佐野恵太(26)、牧が打ち取られ、逆転の機会を逸した。
今季は新型コロナウイルスの影響で外国人選手が開幕から出遅れ、チームの不振のひとつの要因となった。ソト、オースティンは4月13日に1軍に昇格し、打線に厚みが増したものの、深刻なのが投手陣だ。チーム防御率4.62、189失点はいずれもリーグワーストと低迷している。
先発陣の不振が続く中、リリーフ陣に大きな負担がかかっている。チームは11日時点で40試合を消化し11勝に留まるも、セットアッパー山崎康晃(28)はすでに21試合に登板。今季は特別ルールが適用され延長なしの9回打ち切りのため、積極的に「勝ちパターン」投手を起用するケースが増えているが、リリーフ陣の「登板過多」を心配するファンも。
今季、対巨人戦は5敗2分けでいまだ白星がない。12日の巨人戦で敗れ、首位・阪神が勝つか引き分ければ41試合目にして自力優勝の可能性が消滅する。5月中旬での自力V消滅危機にインターネット上ではDeNAファンから「さすがに早すぎる」「フロントはどう考えているのか」などの声が上がっている。