堤さんから放たれる圧倒的包容力「理想の上司なんだよなぁ」
そんな栄一たちに対し、円四郎は「お前らの気質は多少知っている。悪く計ろうとは思っちゃいねぇ」「包まずに話せ」と優しく促し、経緯を聞く。すると、栄一は「幕府は政を怠っており、今のままじゃ日の本は成り立たねぇ。一刻も早く幕府を転覆せねばと悲憤慷慨しております」と心の内を明かし、円四郎は「はぁ?」「馬鹿正直な奴だねぇ」と呆れたかと思えば、「お前らが幕府をダメだと思っていても、一橋がそうとは限らねぇ」と正式に円四郎の家臣になることを打診するのだった。
自らに敵対心を持つ栄一たちを受け入れ、解決策まで見出した円四郎。懐の深さが伝わる演技を見せた堤さんに対し、視聴者からは「平岡円四郎の在り方がかっこよすぎる。それを演じる堤真一さんの安定感かつご自身の内側から出てくる円四郎っぽい感じ、何を受け取ってこうしようと思ったのか... すんごく聞きたい」「堤真一さんの平岡さんが理想の上司なんだよなぁ」「堤真一の父性というか包容力が感じられる回だった」などと、堤さん自身から放たれる雰囲気を絶賛する声が続出している。
2021年5月8日放送の「土曜スタジオパーク」(NHK)で、堤さんは円四郎の役作りについて「平岡の妻・やすは、ハッキリとパーンとした人で、俳優の木村佳乃さんそのもの。そのやすを受けて円四郎を演じている」と明かしている。