お笑いコンビ・NON STYLEの石田明さんが2021年5月6日放送の「やすとものいたって真剣です」(ABCテレビ)に出演し、過去にあったコンビ解散の危機について語った。
「井上とやっていく必要がない」
2008年に「M-1グランプリ」で優勝し、近年はドラマや映画の脚本家としても活動している石田さん。「出るより書くことが好き」「自分が演じない台本のほうが興奮します」と話す程執筆業に熱を出している彼だが、なんと2016年にコンビの解散を考えていたそうだ。
当時、ナルシストキャラで大ブレイクしていた相方・井上裕介さんを横目に「漫才をやりたい」という強い思いを抱いていたという石田さんは「井上とやっていく必要がない」と感じていたと告白。同じ時期に自身が劇団を立ち上げようと尽力していたこともあり、「ちょうどええかな」と解散を決断する寸前まで至っていたと話した。
しかし、そんな中で「井上がああなって」と述懐。井上さんは16年に運転中、当て逃げ事故を起こしたとして、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(救護義務違反)の疑いで書類送検(のちに不起訴処分)されている。
2人の関係は一転し、原点に立ち返って「井上がまた漫才に力を入れ直した」ため、石田さんは予定していた劇団の立ち上げを見送った。同時に解散の危機も免れたようだ。
また、自分ではない誰かを想像しながら脚本を書くのが「楽しい」と話した石田さんは「漫才は一生書き続けると思います」と断言。MCを務める海原やすよ・ともこさんから「すげえ」と称賛される一幕も放送されていた。