3.5mニシキヘビ脱走で「子供を1人にしないで」 専門団体が注意喚起...過去には死亡例も

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「冷え込むと動きが鈍くなるが、しばらくは生きていける可能性」

   アミメニシキヘビは、動物愛護法で特定動物に指定されており、飼い主の男性は、2017年に横浜市動物愛護センターに対し、飼う施設を申請して許可を受けた。

   20年6月には、愛玩目的で新たに飼育することは禁止された。現在飼っている個体については、繁殖は認められないものの、死ぬまでは飼育してもいいとされる。その場合、許可の有効期限5年が来たら、改めて申請することになる。

   市動物愛護センターの担当者は5月7日、J-CASTニュースの取材に対し、逃走したアミメニシキヘビについて、こんな見方をした。

「このヘビは、28度ぐらいの暑さを好んでおり、朝夕に冷え込むと動きが鈍くなるでしょう。ネズミなどの小動物のほか、昆虫もエサにしているので、日本でも、しばらくは生きていける可能性があります。行動範囲は広くないとされてはいますが、戸塚区の近隣でも出没する可能性はゼロではないと思います。夜行性で、昼間は茂みに隠れていますので、注意が必要です」

   センターでは、職員らが男性宅に行っており、どのような状態でヘビを管理していたか確認中だとしている。

   アミメニシキヘビによる人への危害としては、2012年4月に茨城県牛久市内のペットショップ飼育場で、経営者の父親(当時66歳)が体長約6.5メートルのヘビに首を絞められたり頭や腕を咬まれたりして死亡したケースが報じられている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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