大城は「打てる捕手」としてアピール続ける
今季、炭谷はここまで18試合に出場し、そのうち6試合で先発マスクをかぶっている。主に大城卓三(28)がスタメン出場し、炭谷は試合終盤に出場する機会が多かったが、ここにきて存在感を増している。打率は1割台と低迷するも、堀内氏が絶賛するようにリード面ではベテランらしさを大いに発揮している。
炭谷と正捕手の座を争う大城は、持ち前の打撃が上向いてきている。ここまで33試合に出場し打率.275、4本塁打をマーク。14打点は岡本和真(24)、梶谷隆幸(32)に次ぐチーム3位につけている。リード面で課題はあるものの、「打てる捕手」として首脳陣の期待に応えつつあり、巨人の正捕手に最も近い存在でもある。
開幕から34試合を消化し、炭谷、大城それぞれ存在感をアピールしている一方で、かつての正捕手・小林誠司(31)は現在2軍で調整中だ。打撃に課題は残るものの、リード、強肩は依然として高く評価されており、早期の1軍昇格を願うG党も多い。炭谷、大城に水をあけられたまま2軍でくすぶり続けるのか。小林の巻き返しに注目される。