プロ野球巨人の炭谷銀仁朗捕手(33)が存在感を見せている。
炭谷は2021年5月4日、5日の広島戦でスタメンマスクをかぶり、巧みなリードで先発の好投を引き出した。4日は先発・高橋優貴(24)をリードし広島打線を1点に抑えた。5日は立ち上がりに苦しんだ先発サンチェス(31)を支えチームを勝利に導いた。
堀内氏「これが、キャッチャーの力量ですよ」
炭谷はスタメン出場した2試合で広島に与えた得点はわずか1点と、好リードが光った。とくに5日の試合ではサンチェスが立ち上がりは制球に苦しみ、初回から巨人ベンチが動き出すなど波乱の幕開けを予感させた。このような状況で炭谷はベテランらしく落ち着いたリードでサンチェスを導き初回を乗り切ると、以降も広島に得点を許さなかった。
この炭谷のリードに関して、巨人の元監督である堀内恒夫氏(73)が自身のブログで絶賛した。
堀内氏は試合翌日の5月6日にブログを更新し、「昨日は炭谷のリードが上手かった。まっすぐをストライクゾーンで勝負したがるサンチェスに対してボールを動かしてきた」と分析し、「昨日のように調子が悪いピッチャーをいかに抑えられるようにもっていけるのか。これが、キャッチャーの力量ですよ」と絶賛した。