ひき逃げ事故を起こし、その後、起訴猶予処分となった俳優の伊藤健太郎さんが、2021年5月1日放送の「新・情報7Daysニュースキャスター」(TBS系)のインタビューVTRに出演。そこで語った内容に、視聴者から厳しい声が上がっている。
「あ、ひき逃げになっているんだ、俺」
伊藤さんは20年10月28日に東京都渋谷区の道路で、Uターンした際に走ってきたバイクと衝突。その場で停車せずにいったんは現場から走り去るなどした。
こうした状況について、インタビュアーから「(異変を感じたら)止まるのが普通の感覚ではないか?」との質問された伊藤さんは、「冷静になって考えると、それがベストな対応でもあったし、『何で(車を)停めなかったんだろう』って(思っている)」と回答。ただ、続けて、
「自分はその時、当たってしまったものがバイクなのか、ガードレールなのか、自転車なのか、それが何か分からない状態だったんです」
とも答えた。
このため、ツイッター上には「『何かにぶつかったとは思ったけど、それがバイクなのか...ガードレールなのか...自転車なのか分からなかったので...』って、それ全部アウトなんやが?」といった声が続々と上がった。
そのほか、衝突した後に現場から走り去ったことについても、「(付近を)一周して、左折を繰り返してその場に戻ろうというのに必死だったというか...」として、すぐにUターンをするのではなく、大回りしようとしていたと釈明。
「その時の自分としては、逃げている認識はなかった」
として、翌朝に警察へ出頭した後になってようやく、「『あ、ひき逃げになっているんだ、俺』と思いました」と気づいたと振り返っていた。
「自分がしでかした事ですよ!」
また、「手錠をかけられた時はどういうことを考えたか?」との問いに伊藤さんは、「冷たかったですね。重かったです。『夢なら早く覚めてくれ』って」。こうした回答の内容には、視聴者から、
「伊藤健太郎の言い訳が酷い。夢なら早く醒めてくれって...自分がしでかした事ですよ!」
「申し訳ないけど、反省してるって思えないなぁ...なんか全部言い訳に聞こえてくる」
といった厳しい声も飛んでいた。
ただ、ファンからは必ずしも厳しい声ばかりではなく、「悪い事はだめだけど、また演技してかっこいいとこたくさん見たい!!」という応援の声や、
「伊藤健太郎くん、仕事早くしたいんだろうなぁ、だから苦しいインタビュー受けたんだろうなぁ。社会は厳しいよ 昔の芸能界より厳しそう でも焦らず頑張ってとしかいえない」
と、本人の今後を案じる声も上がっている。
なお、事故を起こした後、一部メディアで「素行不良」が報じられたことについては、当時は仕事が立て込んでおり、寝不足が原因でそういった態度になっていたのかもしれない、などと振り返っていた。
スタジオからは「厳しいことを言ってくれる人は大事にしなくちゃいけない」の声も
なお、インタビューVTRが終わって画面がスタジオに戻ると、パネリストを務めるフリーアナウンサーの三雲孝江さんは、
「(このVTRを見て、)『また帰ってきてほしい』と思うファンもいれば、『彼は言い訳を言っているのではないか』といった、両方の声がきっと出てくる」
「厳しい声をバネにするという覚悟があって戻ってくるのであれば、また、『一緒にやろうよ』という声をかけてくれる仲間がいるのであれば、まあ、頑張ってほしいなというところですね。時間は少しかかるかもしれませんけど」
と、伊藤さんが今後復帰する場合について言及。さらに、
「売れっ子だったし、本当に調子が良かった頃(の事故)ですけど、厳しいことを言ってくれる人は大事にしなくちゃいけないし、そういう人を周りに置かなければならないと思います」
と、復帰するのであれば、常に他者からの苦言に耳を傾けるべきであるとの考えを示した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)