お笑いコンビ・チョコレートプラネット(松尾駿さん、長田庄平さん、以下「チョコプラ」)の人気YouTube動画「悪い顔選手権」に「パクリ疑惑」が浮上している。カメラの前に現れた人物の罪状を想像するという企画だが、動画が投稿される3年以上前に、ウェブメディア「オモコロ」が同様の企画を記事化していた。
長田さんは2021年4月19日、YouTubeに投稿した動画の中で「パクリではない」と主張したが、オモコロ側はどう受け止めているのか。J-CASTニュースが同編集部に取材を申し込み、見解を聞いた。
酷似していた「容疑者フェイス選手権」
「悪い顔選手権」は、怪しい見た目や「悪い顔」でカメラの前に現れた人物の映像を見て、スタジオの出演者がその「罪状」を想像するというもの。動画は20年11月16日に公開され、21年4月20日現在までに680万回を超える再生回数を記録している。
はじめはチョコプラやお笑いコンビ・インポッシブル(えいじさん、ひるちゃんさん)が「容疑者役」として出演していたが、ことし3月の動画ではフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんや男性アイドルグループ・純烈が参加。テレビ番組でも動画の内容が取り上げられるなど、その存在が広く認知されるようになっていた。
しかし、動画の人気と並行して、ネット上では「ある疑惑」も浮上するように。ウェブメディア「オモコロ」が17年6月に配信した記事「容疑者フェイス選手権」と、内容が酷似している、というものだ。記事は同メディアのライターたちが「犯罪者風」の格好に扮し、どんな罪を犯したのかをニュースの報道仕立てに演出。もっとも「捕まっていそう」なライターを選ぶ、という企画だった。
ツイッター上では、ことし1月頃から「悪い顔選手権」と「容疑者フェイス選手権」の類似性を指摘する声が聞かれるように。中にはオモコロの方を「元祖」、チョコプラの方を「パクリ」だと表現する人もいた。