子を亡くし慟哭、第二子誕生も...志士になる決意 吉沢亮の渋沢栄一、揺れ動く「感情表現」に絶賛の声

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   俳優の吉沢亮さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」第11話が、2021年4月25日に放送された。主人公・栄一にとって重要な契機を描いた回で見せた、吉沢さんの熱演に称賛する声が多くあがっている。

  • 吉沢亮さん(2020年2月撮影)
    吉沢亮さん(2020年2月撮影)
  • 吉沢亮さん(2020年2月撮影)

子どもが生まれるも、捨てきれない志

   大河ドラマ60作目。主人公は「日本資本主義の父」こと新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一で、2015年後期朝ドラ「あさが来た」で知られる脚本家・大森美香さんのオリジナル作品となる。幕末から明治と、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた生涯をエネルギッシュに描く。

   第11話「横濱焼き討ち計画」では、栄一と妻・お千代(橋本愛さん)の間に待望の第一子が誕生する。新米パパとして幸せいっぱいに奮闘する一方、栄一はいとこ・惇忠(田辺誠一)ら尊王攘夷の思想を持つ仲間たちとともに、横浜にある外国人居留地の焼き討ち計画を企てる。

   これは、天下の耳目を驚かす大騒動を起こし、世間を目覚めさすという目的で、栄一は「死の覚悟をもってすれば、きっと爪痕を残せる」と興奮した様子で宣言。現在も残る「神託」には、「このような征伐に、少しでも不満を申し立てる者は、容赦なく斬り捨ててしまって構わない」と、物騒な言葉が書き連ねられている。

「過去最高に感情が揺さぶられるシーンだった」

   そんななか、1歳にもならない第一子が流行り病の麻疹で亡くなる。開国の影響で流行ったともいわれる恐ろしい病に、栄一は慟哭する。だが一方で、ますます過激な尊王攘夷へ傾倒していく。

   その後、第二子が誕生するも、「家を出て天下のために働きてぇと思う」「この世のなか、みぃんなが幸せでなかったら、俺は嬉しいと思えねぇ」と父親に直談判し、横濱焼き討ち計画を前に家から勘当してほしいと懇願するのだった。

   当時、子どもを亡くした栄一がいかにして過激な尊王攘夷運動に加わっていったのかが描かれた今回。繊細な感情を見事演じきった吉沢さんに対し、視聴者からは「途中から明らかに栄一の目が変わった」「お顔が綺麗な俳優さんってイメージしかなかったんですけど演技が素晴らしいですね。毎週驚いています。今日なんかは本当にすごかった」「陰のある演技が得意との話だったが、どういうことか分かってきた。 澄んだ眼をしてたまっすぐな青年がだんだん眼に光がなくなってきて、まっすぐなまま危ない方向に行ってる」「勘当を願い出るシーンの決意に満ちた表情の演技がただただ素晴らしかった」「今回の嗚咽は吉沢さんが泣く演技のなかで過去最高に感情が揺さぶられるシーンだった 第二子が誕生して喜べない栄一の感情と表情も揺さぶられた 藍を初めて売った時のキラキラした栄一はどこにもいなかった」などと、称賛する声が続出している。

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