失明するかは調査中も、「アレルギーや体質によっては体に害がある可能性」
固形燃料のパッケージには、表面に「食べられません」と赤字で書かれており、裏面には、「誤食すると失明または生命に関わる恐れがあり、応急処置は、牛乳または水をコップ2杯飲ませ、直ちに医師の手当てを受ける」とアドバイスがあった。
ツイッター上で危険ではないかとの指摘を受けた記事について、キャンプクエストの公式ツイッターは4月26日、次のような「お詫び」を出した。
「一部商品が不適切に使用された内容がありましたことを深くお詫び申し上げます。今後につきましては、メーカー等に再確認をおこない細心の注意を払って運営してまいります」
同時に、記事では、固形燃料でパンなどを直火焼きする写真やそのことを紹介した文章が削除された。
さらに、記事の末尾にも「お詫び」が掲載され、メタノール中毒についての記述とともに、次のような詳細な説明が行われた。ツイッターでも、同じ説明が投稿されている。
「多くの方々からご指摘いただきました固形燃料に含まれるメチルアルコール(メタノール)の直火調理についてですが、製造会社に確認をしたところ『匂いや味が食材についてしまう恐れがあり、アレルギーや体質によっては体に害がある可能性がある』とご回答をいただきました。
関係各所に確認中ですが『気化したメタノールが食材に付着することによって失明する可能性があるか』について正確な情報は得られておらず、メタノール中毒により失明を引き起こすと考えられる容量(約10mL)が固形燃料にどれだけ含まれているのか、不完全燃焼によりどれだけ食材に付着する可能性があるのかも現在調査中です。
つきましては、本記事から固形燃料を使った直火調理に関する箇所は削除させていただきます。今後このようなことを繰り返さぬよう取り組んでまいりますので引き続き、ご指導賜りますようお願い申し上げます」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)