「ウマ娘」ブームどう思う?馬主を直撃 予想外の盛り上がりに驚きも...愛馬への注目「ただただ嬉しい」

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   「ウマ娘」ブームは本物の「馬主」をも巻き込んだ。

   1998年に皐月賞と菊花賞を制したセイウンスカイ、1992年の桜花賞を制したニシノフラワーらを輩出した西山牧場の代表で馬主の西山茂行さんが「セイウンスカイとニシノフラワーの墓参希望の話がいくつか来た」とツイートしたところ、ゲームのファンにたちまちに拡散されたのだ。

   2頭とも、競走馬をモデルにした「ウマ娘」がレースを走るアプリゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」に登場する。「墓参」の問いかけもツイッターでバズったことも「ウマ娘」旋風の影響のようだが、「私の知らないところでどんどん話が広がって...」と話す西山さんを直撃した。

  • 西山茂行さん。ニシノフラワーが桜花賞を制した姿とともに
    西山茂行さん。ニシノフラワーが桜花賞を制した姿とともに
  • 「ウマ娘 プリティーダービー」のセイウンスカイ(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.
    「ウマ娘 プリティーダービー」のセイウンスカイ(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.
  • 西山さん曰く「良家の子女」だったニシノフラワーの「ウマ娘」でのビジュアル(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.
    西山さん曰く「良家の子女」だったニシノフラワーの「ウマ娘」でのビジュアル(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.
  • 西山茂行さん。ニシノフラワーが桜花賞を制した姿とともに
  • 「ウマ娘 プリティーダービー」のセイウンスカイ(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.
  • 西山さん曰く「良家の子女」だったニシノフラワーの「ウマ娘」でのビジュアル(公式サイトより)(C) Cygames, Inc.

「墓参できるか」と問い合わせが

   発端となった西山さんのツイートは

「ウマ娘の影響だろうか。セイウンスカイとニシノフラワーの墓参希望の話がいくつか来た。北海道西山牧場の入口にあります。墓参OKですので、事前に西山牧場育成センター事務所へ連絡ください。大歓迎します」

というもので、2021年4月20日に2頭の墓の写真などを添えて投稿した。これが拡散され、23日時点で約1万6000リツイートに達した。西山牧場は北海道日高町にある。

   セイウンスカイは2011年没、ニシノフラワーは2020年に没していて全盛期は90年代、それがウマ娘の影響で若い世代にも知名度が広がっている。驚く西山さんは21日更新のブログでも、「ウマ娘」へのオファーについて、

「ダビスタの新しいバージョンみたいなゲームで、『セイウンスカイとニシノフラワーを名前を使わせて欲しい。』との問い合わせがあり、『どうぞ、ご自由にお使いください。』と、何か使用契約書に判をついた」

と振り返っている。

   改めて西山さんに話を聞くと、セイウンスカイとニシノフラワーの「ウマ娘」へのオファーを受けたのは2020年の4月だった。当時「ウマ娘がどういうゲームか、詳しい知識はありませんでした」とのことで、オファーに許諾を出した後もそのまま過ぎていたが、ツイートの通りセイウンスカイとニシノフラワーの「墓参」に興味を持つ人が現れた。

   まだ実際に北海道にある墓を訪れた人はいない様子とのことだが、「なかなか現地訪問が難しい状況かもしれませんが、ファンの方からのメッセージはいつでも大歓迎です」と話す。

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