コロナ禍で優良物件続々
コロナ禍ならではの事業機会もあり、出店ラッシュには次の経営判断があった。
「去年の秋ごろから、他社さんの撤退物件がものすごく増えました。通常であれば取得しづらい案件が出回っており、良い物件を良い条件で借りられました。コロナが多少続いたとしても、去年の実績を考えれば売上も確保できていましたし、極端な時短営業を強いられなければ、十分に採算が取れ、いまは逆に出店のチャンスという判断です」
現在はすべて直営店だが、今後はフランチャイズ展開を視野に出店を増やしていく。
「いまは肉のカットやたれの調合、スイーツ作りと店内調理が多いです。店舗数が増えたら、神戸物産グループの工場を使うなどして効率化を図る予定です。厨房設備が少なくなれば、出店の難易度も下がります。ですが、商品の質を落としたり、お客様に提供するものを変えたりというのはまったく考えていません」(梅岡さん)