「黙祷しない同僚が信じられない」60代投書に「そんな気持ちで...」 読売新聞「人生案内」Q&Aに反響

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「365日、毎日誰かの命日」

   最相氏は「みんなと心を合わせて祈るのは大切なこと」だとしながら、日ごろ女性に対して抱く「デリカシーのなさ」への苛立ちから、新聞に投書しようと思ったのではないか、と投稿者の心理を分析。「そんな気持ちで黙とうしていたことは、亡くなった方や遺族に対して失礼にはあたりませんか」と問いかけた。

   最相氏はさらに「365日、毎日誰かの命日」「館内放送で一斉に黙とうすれば真摯なのか」「祈りは強制されるものではないと考える人がいても不思議ではない」と指摘。部屋を出た女性が祈りを捧げているかはわからないとしつつ、「他人が土足で踏み込む場所ではないことは確か」と見解を示した。

   この最相氏の回答に対し、ツイッター上では「カミナリに打たれた気持ち」「強くて優しい」「スッと、言葉が入って来た」「色々考えさせられる」といった反響が相次いだ。部屋を出た女性の思いに理解を示すように「人それぞれに感情があって、その表現の仕方も人それぞれ違う」「それぞれの追悼の仕方がある」「誰にも見られたくない祈りもある」とツイートした人もいた。

   また、「私もやりがちだなぁ」「叩くために理由を探してしまうことは珍しくない」と、最相氏が指摘した「投稿者の心理」を自分に当てはめて考えるユーザーも。「こういう感情自分にもあるから自戒したい」「思慮深い人間になりたいもの」と自らを省みる声もあった。

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