お笑い芸人の有吉弘行さん(46)とフリーアナウンサーの夏目三久さん(36)の結婚を記念して2021年4月23日 20時から放送される「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)の2時間スペシャルが視聴者の間で話題だ。
放送では同番組の前身番組である「マツコ&有吉の怒り新党」のセットを忠実に再現し、通常の「かりそめ天国」には出演しない夏目アナを呼び、かつての「怒り新党」の時のようにマツコ・デラックスさん、有吉さん、夏目さんの3人でトークする様子が放送される。
まるで家族写真?3ショットに反響
これに先立ち、「かりそめ天国」の公式インスタグラムはマツコさん、有吉さん、夏目さんの3ショットを公開。仲睦まじい様子で並ぶ有吉さんと夏目さんに加え、その横で微笑みつつ2人に体を寄せるマツコさん、まさに、見ている側が思わず微笑んでしまいそうな写真だ。
この写真に対しては「家族写真だ.........公式さんありがとうございます」といった反響がネット上に上がるなど、3人があたかも家族であるかのように見えると喜ぶ声が上がっており、番組放送を前にして大きな話題となっている。
なぜ、3人が「家族になる」と視聴者は喜ぶのだろうか。とりあえず思いつくのは、3人が3ショットで写ることで、「怒り新党」の時の3人の和やかなトークが思い出されるからだろうが、もっと深い意味がありはしないだろうか。
その答えはズバリ、マツコさんの老後の方向性が定まったからではないだろうか。というのも、独身者たるマツコさんは近年、そのテレビ出演の中で、自身の老後の生活についてたびたび口にしていたのだが、その像がどうにもブレブレだったのだ。
マツコの胸中は揺れている?!
2019年8月放送の「かりそめ天国」でマツコさんは、終の棲家をどうするかについて悩んでいると明かした上で、東京・隅田川の付近に居を構えることを思い描いていると公表。「名物オバさんになれば近所の人も(私に)慣れる」と、地域に溶け込んで生活するのが夢だと明かしていたのだ。
しかし、2020年1月放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)では自身の老後について、「ちょっと国外に脱出しようと思って」と、国外に居を構える計画があることを公表。移住先としてオーストラリアを挙げていたが、これでは、わずか5か月で心変わりしたということになってしまう。
マツコさん以外の口から聞こえてくる本人の老後の姿もブレブレだった。
2018年11月放送の「誰も知らない明石家さんま3時間SP」(日本テレビ系)で明石家さんまさんは、「(芸人仲間の)みんなから『芸人専門の老人ホームを作ってくれ』と言われている。マツコ(・デラックス)も入りたいって(言っている)」と明かしていたが、これが正しいとなると、前述の「隅田川付近で地域に溶け込んで生活する」という夢とは矛盾してしまう。
また、2021年3月放送の「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)では独身者たる島崎和歌子さんが、「戸籍上問題ないねって2人で話をしていて。マツコも1人じゃないですか」と、結婚も悪くはないとの話をマツコさんとすることがあることを公表。これまで本人が話してきた内容とは大きく異なる情報であり、そうであれば、やはり、マツコさんの胸中は大いに揺れているということになる。
3人で過ごす穏やかな老後?
そんな中、マツコさんと気心が知れた有吉さんと夏目さんが結婚し、その3人が先述のような幸せそうな3ショットに収まっていた......これをみると、マツコさんの老後の方向性が定まったようにも感じられないだろうか。
今後、具体的にマツコさんがどういった行動を起こすかはもちろん本人しか決められないことだが、この3ショットを見た視聴者としては、「有吉さんと夏目さんの自宅付近にマツコさんが引っ越し、穏やかな老後を迎える」という展開を、どうしても思い描いてしまうのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)