声優の榊原ゆいさんは2021年4月20日、自身のプロフィールを解説したネットの一部投稿について、誤情報だとツイッターで否定した。
ネット上では、榊原さんがゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズの主人公を演じるために育成された、との言説が広まっていた。
「本人の発信以外の情報は気をつけて~」
発端となったのは、榊原さんのプロフィールについて、「『スーパーロボット大戦』シリーズの主人公の声優にする事を目的として育成されたミューラス所属声優」などとするSNS上の投稿だ。
榊原さんはこの投稿をスクリーンショットで共有し「全っ然違うwww」と否定する。
「目的として育成されてないし ちゃんとオーディション受けたし 私は所属してないし...w」
2000年に発売されたゲーム「スーパーロボット大戦α」で主人公の一人である「レオナ・ガーシュタイン」を「雛野まよ」名義で演じている。しかし、所属事務所はラブトラックス(東京都渋谷区)だ。
オーディションで選ばれた理由については、過去に尋ねたことがあるという。
「時がたって寺田さんになぜ私がレオナに受かったかを聞いてみた時...『見た目が一番レオナに似てた』と言われました」
「寺田さん」は、総監督などを務めた寺田貴信さんのことを指しているものとみられる。
榊原さんは、件の投稿について「真実みたいにつぶやきとかネットで書かれるの恐いんですけどーwww」と述べたうえで、「本人の発信以外の情報は気をつけて~」と、ファンに対して注意を呼び掛けている。
「大きなタイトルに受かったのになんてことだ...と超凹んだ」
さらに榊原さんは、レオナ役にまつわるエピソードを続けてツイートしている。
榊原さんによれば、同作の収録はオーディション後に改めて行ったわけではなく、オーディションでの演技がそのままゲームに採用されていたという。
榊原さんは「まだ経験浅かった私はそれはそれはド下手くそで叩かれまくり」だったとしながらも、「悔しい思いを糧に経験を積み、次にレオナが出てくる時に全て録り直させて頂けて挽回したのはいい思い出」だったと振り返る。
「本当はありえないし当時は大きなタイトルに受かったのになんてことだ...と超凹んだけどw でもこの出来事があったおかげで『なにくそー!もっと上手くなってやる!』と頑張れたのも確かだし、ずっと長い間声優を続けてこれてまた録り直した時『上手くなってる!』とw言ってもらえたのは嬉しかったなぁ」
そして、こうした苦い思い出を笑い話にできるくらい活動できているのは幸せだと述べた。
全っ然違うwww
— 榊原ゆい (@YuiSakakibara) April 20, 2021
目的として育成されてないし
ちゃんとオーディション受けたし
私は所属してないし…w
真実みたいに
つぶやきとかネットで書かれるの
恐いんですけどーwww pic.twitter.com/VdhPqRq6Jp