「インストラクターが気付いてロック。危険はそんなになかった」
「当日は、風が強くて、スタッフがパラグライダーを押さえて作業しましたが、カラビナにロープが挟まって、ロックできない状態で飛び立ってしまいました。上白石さんの後ろにいたインストラクターが僕で、気が付いてすぐにロックしました。ロックが外れていたのは、ほんの一瞬ですし、僕がサポートしていたので、落ちるなどの危険はそんなになかったと思っています」
カラビナ辺りにガムテープが貼ってあるのは、振動で緩んでロックが動かないよう、安全のためにテープを巻いているとした。
「40年近くやっていますので、ゼロとは言えませんが、めったにあることではありません。いつもそんなことはなく、あったら困りますよ」
日テレ側からは、危険だったかどうか問い合わせが来て、問題はないと回答したとも明らかにした。
萩原代表は、国内の愛好者らでつくる日本パラモーター協会の会長もしている。この協会を統括している日本航空協会は4月19日、今回の件について、航空スポーツ室の担当者が取材にこう話した。
「安全に危惧されるところがありますので、パラモーター協会所属の団体や愛好者に対し、講習会などを通して、安全の確認と注意喚起をするようにお願いしました」
日本テレビの広報部は20日、取材にこうコメントした。
「上白石萌音さんのシーンで、カラビナ(金具)が、完全には閉じていませんでした。今回ご協力頂きましたモーターパラグライダーの会社が安全確認を行い、その指示に従って撮影をしました。ご出演頂いた皆様には、この状況を説明し、お詫び致しました。視聴者の皆様にはご心配をおかけいたしました。今後はより一層、安全に注意して撮影をしてまいります」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)