俳優の吉沢亮さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」第10話が、2021年4月18日に放送され、俳優の満島真之介さんの「眉毛」に注目する声があがっている。
和宮降嫁に、尊王攘夷派の志士たちが立ち上がる
大河ドラマ60作目。主人公は「日本資本主義の父」こと新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一で、2015年後期朝ドラ「あさが来た」で知られる脚本家・大森美香さんのオリジナル作品となる。幕末から明治と、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続けた生涯をエネルギッシュに描く。
満島さんが演じるのは、のちに剣豪として名を轟かせた尾高長七郎(おだか・ちょうしちろう)。栄一らに学問や剣術を教え、大きな影響を与えた惇忠(田辺誠一さん)の弟で、栄一の従兄にあたる。若くして江戸や京へ遊学に行き、たまに帰郷しては栄一らに世情を伝える、栄一にとっていわば時代の最先端にいる憧れの人物だ。
第10話は、老中・安藤信正(岩瀬亮さん)が、幕府と天皇家の結びつきを強めるために、孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣さん)を、14代将軍・家茂(磯村勇斗さん)に降嫁させ、幕府の権威回復を図る。しかし、この行為が長七郎ら尊王攘夷派の志士たちに火をつけてしまい、ついには安藤暗殺の計画が浮上する。