「その人差し指も入りましょうか」
再び先生は、「委ねてください。何もしない」と、マイルドな口調で川口さんの両手を導き、「指先で力を入れて、捕まえながら(土を)逃がしていきます」と、空洞の広げ方を伝授。すると、空洞は大きな広がりを見せ、徐々にその形は茶碗状に。さらに、「その人差し指も入りましょうか」と、まだ空洞の内壁に触れていなかった川口さんの右手の人差し指に指示を出すと、「(茶碗の縁を)捕まえながら、(土を)逃がして、(縁を)同じ厚みに整える」と、指の動きを指南したのだった。
その際、川口さんの口からは「あふっ!」と吐息が漏れ、集中が瞬間的に解けたことが分かる瞬間があった。このため、先生は「ゆっくり、ゆっくり......そうそうそう!」と、川口さんの意識をろくろの上の土に向けさせるべく、優しく指示を出したのだった。
動画ではこの後、川口さんが自身の作品を完成させると、カットは数週間後に完成品が届いた際のシーンに。そこでは川口さんが、完成した作品を愛でる様子のものになり、本人の満足げな表情と共に動画は終了。これら、先生から両手を握られた状態でろくろの上の土に触れる姿がメインの動画に対しては、コメント欄に「はーちゃん、素敵です。ロケできちんとマスクをしているから顔が見えないけど、ちょっと赤面している感じですよね!?」といった、妙な艶めかしさが漂っていたとする声が相次いでいる。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)