プロ野球のオリックスは2021年4月18日、京セラドームでロッテと対戦し2-3で敗れた。
先発の高卒2年目左腕・宮城大弥(19)が6回3分の2を投げ、4安打8奪三振1失点の力投を見せるも、1点リードの9回に4番手ヒギンス(29)が乱れて逆転負け。これでチームは引き分けをはさんで4連敗となり、借金は今季最多の「6」となった。
若手力投で連敗ストップ機運高まるも
1点リードの9回、オリックスはヒギンスに連敗ストップを託した。そのヒギンスは制球が定まらず、先頭レアード(33)、山口航輝(20)に連続四球。その後、犠打とファーストフライで2つのアウトを取り2死2、3塁とし、岡大海(29)の三遊間への打球が内野安打となり同点とされた。
なおもピンチは続く。2死2、3塁で荻野貴司(35)をストレートの四球で歩かせ満塁とし、続くマーティン(33)に押し出し四球で逆転。若手投手の力投で連敗ストップの機運が高まる中、最終9回にヒギンスが自滅する形で試合を壊した。
オリックスの救援陣は苦しい状況にある。メジャーから4年ぶりに日本球界復帰を果たし、開幕から救援陣を支えてきた平野佳寿投手(37)が4月16日に頸部(けいぶ)痛のため出場選手登録を抹消された。
16日ロッテ戦は8回に同点3ランを...
平野の抹消に加えて漆原大晟投手(24)の不調も不安材料となる。16日のロッテ戦では3点リードの8回に登板し、1死1、2塁の場面でロッテ安田尚憲(22)に同点3ランを浴びて試合は3-3の引き分けに。7回まで5安打無失点の先発・山岡泰輔投手(25)に勝ちを付けることが出来なかった。
痛恨の逆転負けでロッテとの3連戦は2敗1分け。連敗ストップまでアウトカウントあとひとつに迫りながらも「悪夢」の逆転負けにインターネット上では、オリックスファンから「先発が気の毒すぎる」との声も。チームの借金は膨らむ一方で、光明を見いだせないでいる。