京急が新車両で初めて「トイレ」つけた理由とは? 「イベント列車」にどうしても生じる心配事

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貸切列車のお値段は...?

   営業運行でお目見えするのは5月6日の「モーニング・ウィング3号」(三浦海岸発品川行き)から。その後は快特や特急の増結車両として運用したり、プロモーションやイベント列車として活用してもらったりすることを想定している。

   例えば16年10月に京急とキリンビールがコラボして走らせたビール列車の場合、始発は横浜駅で、キリンビール横浜工場の最寄り駅の生麦駅でビールを積み、京急川崎~小島新田を2往復。全体で約2時間のコースだったが、途中停車駅の京急川崎駅では多くの乗客が急いでトイレに向かった。新車両であれば、そういった心配もなくなりそうだ。

   新車両のデビューと合わせて、5月8日から貸切電車のプログラムもリニューアルする。これまでのプランでは、基本的には(1)大師線・京急川崎駅~小島新田駅を2往復(2)品川駅~三浦海岸駅か浦賀駅を往路のみ、の2パターンの運行しかできなかったが、これに(3)品川駅~京急蒲田駅を2往復するプランも追加された。

   値段は、商品のプロモーションを目的にしない「イベント・旅行のお手伝いプラン」で4両編成を貸し切る場合で、それぞれ53万9000円、59万4000円、64万9000円。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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