レースのドキドキを「転調」で表現?
◆イレギュラーな曲展開にBUCHIAGARU!!
こちらの楽曲、すごいのは歌詞だけじゃないんです!
イントロのファンファーレから本編が始まると、圧倒的なインパクトと勢いがあるイントロがはじまるのですが、イントロの中でも早速転調が行われ、Bメロでも細かく何度も転調を繰り返し、サビでもまた転調し、目まぐるしく転調を繰り返していくのですが、それがウマ娘のレースで抜いたり抜かれたりする、予想ができないハラハラドキドキの展開を想起させて、聴いていてずっとワクワクします。
また、J-POPにおいてAメロは一般的に8小節で一つのパターンを作成してAメロとするか、同じものを繰り返すか少し変えて繰り返すかで倍の16小節にする、といったことが多いのですが、「うまぴょい伝説」のAメロのラップのような掛け合い部分は12小節になっています。
たしかに8小節だけではもっと聴きたくなる気がしますし、16小節ではちょっと間延びしちゃうかなと感じますし、12小節というのは絶妙な長さだなと思います。また、普段なかなかこのような小節数の楽曲を聴くことは少ないと思われるので、いい意味での違和感もあります。
これはBメロにも同様に言えていて、J-POPのBメロは4小節~8小節の長さであることが多いですが、こちら12小節という長さになっており、いつ終わるんだろう、どうやってサビに繋がるんだろう・・・!と聴いていて曲の世界にどんどん引き込まれていきます。