素手のトイレ掃除を「花嫁修行」と紹介 WEB制作会社のインスタに批判...何のために?社長の真意を聞いた

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「何と言っても、きれいになります。早いですし、私の信念」

   実は、投稿した動画の中で、素手で掃除をしているのは、福森社長本人だという。掃除は、小さなスポンジを使ったとした。素手にしている理由については、「何と言っても、きれいになります。早いですし、私の信念でやっています」と説明した。

   福森社長の横でノートにメモをしているのは、新人の女性だそうだ。メモを取るように指示したわけではなく、仕事を覚えるため、どんなことでもメモするため、自分で書いていたという。

   掃除を業者に依頼せず、社員が交代で行っている理由については、こう話した。

「中小企業ですので、家の掃除のように、自分のいる環境を整えるのが目的です。自分たちが使うトイレですので、掃除の人は雇っていません」

   今後も、社員によるトイレ掃除は続けるとしている。

   公式サイトやメディアで素手のトイレ掃除を強調したことについては、「昔は、厳しかったかもしれません。鬼のような上司もいましたが、今は、社員の考え方を承認してあげたり、大事に思ったりしています」と釈明した。

   花嫁修行という考え方が女性差別につながらないかについては、次のように言う。

「私は、そのような考え方をしたことはなく、社員が『姑ができたら、喜ばれますね』と花嫁修行になると言ってくれたから、その表現を使いました。女性をとても大事に思っており、スッピン禁止とも特にしていません。お客様のために、身だしなみはきちっとしてほしいとは言っています」

   インスタの動画を削除した理由については、「社員が心を痛めていますので、社員に迷惑がかかるかもしれないと考えました」と話し、公式サイトなどで説明するかはまだ決めていないとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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