過去には多くの主力がFA流出も...
広島のFAの歴史を振り返ると、FA制度が導入された1993年から広島は一度もFAで選手を獲得していない。その一方で、過去にFA権を行使して広島から多くの主力選手が他球団に移籍した。直近では、18年に打線の主軸を担った丸佳浩外野手が巨人に移籍し、大きな話題を呼んだ。
ところがここ最近、FAの流れが変わりチームに残留する選手が続出している。
19年には、曾澤翼捕手、野村祐輔投手が国内FA権を取得するもチームに残留。国内FA権を行使せずポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した菊池涼介内野手も結局、移籍がかなわずチームと4年契約を結んだ。20年には田中広輔内野手が権利を行使せず残留を決めた。
このような流れもあってインターネット上では早くも大瀬良の残留を「確信」する鯉党も。大瀬良の夫人が広島出身で広島でタレント活動をしており、大のカープファンということもその大きな要因となっているようで、「広島を出ていく要素はほとんどない」との声も上がっている。ただその一方で不安を抱える鯉党もおり、球団に対して「誠意」を求める声が寄せられている。