2021年4月13日に放送されたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ・フジテレビ系)で、主演の俳優・松たか子さんが披露した歌声に称賛の声が集まっている。
「バツ3社長」のラブコメディー
脚本は、「東京ラブストーリー」(1991年)や「カルテット」(2017年)で知られる坂元裕二さん。3回結婚して3回離婚したいわゆる「バツ3」にして建設会社「しろくまハウジング」の社長を務めるとわ子(松さん)と、とにかく女性にモテるレストランのオーナー・田中八作(松田龍平さん)、器の小さいファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(お笑いコンビ「東京03」角田晃広さん)、堅物エリート弁護士・中村慎森(岡田将生さん)の3人の夫が繰り広げるロマンティックラブコメディーだ。
第1話で、亡くなった母親のパソコンを開こうとするも、パスワードに設定されている「秘密の質問」に心当たりがないとわ子。どうやら別れた元夫が設定したようで、とわ子は重い腰を上げて1人ずつ当たっていくことに。
佐藤と中村にはわからないと言われ、残るは田中のみ。ある日、仕事で精神的にも肉体的にも疲弊するとわ子の前に偶然現れたのはなんと田中。異様な様子を心配した田中は、とわ子を自分の家に連れて帰り、お風呂をわかして、柳川風うどんを作る。田中との心地いい会話をかわし、安心しきったとわ子は、そのまま田中の膝枕で夜を明かしてしまうのだった。
「ドラゴンボール」曲をパワフルに歌いあげる
話題を呼んだのは、バスタイム中のとわ子が湯船につかりながら、ご機嫌のあまり人気アニメ「ドラゴンボール」のテーマ曲に使用された「ロマンティックあげるよ」や「摩訶不思議アドベンチャー」を熱唱したシーンだ。
松さんといえば、ディズニー作品「アナと雪の女王」(2013年)で主人公・エルサの声を担当。日本語版の「レット・イット・ゴー」は、国内にとどまらず海外でも高い評価を受けたことも記憶に新しい。
そんな圧倒的な歌唱力を持って、高らかに歌い上げる松さんに対し、視聴者からは「松たか子のロマンティックあげるよとてもよきすぎる。フルで聴きたい」「松たか子さんさすがの歌唱力」「ロマンティックあげるよは反則である」「エルサの『ロマンティックあげるよ』最高」「風呂場のエコー含め恐れ慄いた」などと称賛する声が多くあがっている。