ツイッターで「#平成で失ったものを二文字で」のハッシュタグが2021年4月14日、盛り上がった。一般ユーザーのほか、企業アカウントも参加し平成を振り返るツイートが続々と投稿されている。
「若さ」「根性」「希望」
発端となったのは、名前を入力すると作成したお題に応じてランダムで結果が表示されるウェブサービス「診断メーカー」で作成された「あなたが平成で失ったものを二文字で表します」との診断だ。診断結果には「#平成で失ったものを二文字で」のハッシュタグが添えられており、ツイッタートレンド入りを果たした。
これを見たツイッターユーザーから、診断だけでなく自分なりの「平成で失ったもの」のツイートが相次ぎ、お祭り騒ぎになっている。
ハッシュタグとともに投稿されているのは、「景気」や「平和」といった世知辛い昨今の世相を表す2文字から、「若さ」や「根性」「希望」など、時代とともに年齢を重ねたことを感じるとする2文字などさまざまだ。
このハッシュタグには、数々の企業アカウントも参加している。
PC周辺機器メーカー「エレコム」は、パソコンラックや事務椅子などの写真とともに「家具」と投稿。
「ラック、テレビ台、、昔はよく組み立てたなぁ・・・(エレコムはパソコンラックから始まった会社です。)」として、創立当時の人気商品に触れた。
目薬などで知られる「ロート製薬」は、「ハト」として懐かしのCMを振り返った。かつて放送されていたロート製薬のCMでは、当時の本社をバックに勢いよく飛び立つハトの姿があったのだ。
「と言いたいところですが、バサアアアアッと勢いよく飛ぶあのCMは見られなくても実は令和も、目薬CMのロゴなどで、また飛んでるんですよ」と、現在のロゴマークをツイートしている。
記録メディアや電池などを中心に扱う電気機器メーカー「マクセル」は、平成初期に製品化されたものの、現在ではほとんど使われることのない「MD(ミニディスク)」の写真とともに「MD」の2文字を投稿している。
また、時代の流れを感じているキャラクターも多いようだ。
かつて大ブームを巻き起こした北海道のご当地キャラクター「まりもっこり」は、しゃがんでいじけた「まりもっこり」のイラストとともに「存在」と自嘲のツイートを投稿している。
CMで一世を風靡した「ブルーベリーアイ」の「わかさ生活」は、大きな瞳が印象的な「ブルブルくん」の写真とともに「認知」とつぶやいていた。
#平成で失ったものを二文字で
— まりもっこり (@marimokkori2005) April 14, 2021
【存 在】 pic.twitter.com/4FEWSQRc6s