米男子ゴルフの海外メジャー、マスターズを生中継したTBSで実況を務めた同局の小笠原亘アナウンサー(49)と、解説を務めたプロゴルファー・中嶋常幸さん(66)と宮里優作さん(40)の様子が2021年4月12日、インターネット上で話題になった。
マスターズは現地時間8~11日に開催され、日本時間12日朝に松山英樹選手(29)が日本人さらにはアジア人として初の優勝を果たした。実況・解説の3人は松山選手の優勝に感極まり、中継中に涙している様子がうかがえ、ツイッターでは「もらい泣き」がトレンド入りを果たした。
「おめでとう......、そしてありがとう」
観客たちの拍手の中、松山選手が最終ホールを沈め、優勝を決めた瞬間に
「松山英樹、マスターズを勝ちました。ついに日本人が(編注:歴代マスターズ優勝者に贈られる)グリーンジャケットに袖を通します」
と、小笠原アナが鼻声で声を裏返らせた。
「日本人が招待を受けて85年、ついについに、世界の頂点に松山は立ってくれました」
と続けて声を詰まらせながらも実況。
「ついに、アジア人として、途方もない高い壁と思われていたマスターズの壁を松山英樹は乗り越えました。おめでとう......、そしてありがとう」
「中島さん、やってくれました」
と話を振られた中島さんも、
「はい...、すみません。後半苦しかったから、本当に良かった」
と鼻をすすりながら答えた。
「おめでとー」、「いやぁ、でもこういうシーンを見れるというね、本当に幸せだね」
と声を震わせながら、かみしめるように称えた。
ダイジェストで一度は落ち着きながらも再び感極まったようで、声を震わせながら話していた。
そんな実況・解説の様子に、ツイッター上では
「朝から実況も解説も泣いてる、もらい泣きの朝でした」
「ゴルフのことなんも知らんのにトレンドの実況の人が感動で泣きながら話してる動画見て泣いてる。仕事がんばろ!」
「TBSの実況さんが泣いてるので如何に松山さん凄いのかわかった」
との声が見られた。