ファン不満の矛先は指揮官へ
今季の日ハムは投手力の弱さが目立ち、チーム防御率はここまでリーグワーストの4.72。開幕から14試合で76失点しており、これもリーグワーストだ。失点が最少のオリックスは15試合47失点でチーム防御率は2.77。下位を争う5位オリックスと比べても投手力の差は明らかだ。
投手力に不安をかかえるなか、3点リードの9回に栗山英樹監督(59)は玉井をマウンドに送った。報道によれば、連投しているセットアッパーの宮西尚生(35)、抑えの杉浦稔大(29)については、試合前から起用しないことを決めていたという。
この日の栗山采配は結果的にはまらず痛い引き分けに終わった。チームが最下位に沈み、投打がかみ合わない試合が続くなか、日ハムファンの不満の矛先は指揮官へと向けられ、インターネット上では「監督の勝負勘は大丈夫か」との声が上がっている。シーズンはまだ始まったばかりとはいえ、日ハムの苦しい戦いは続く。