元モーニング娘。の矢口真里さん(38)。かつてのスキャンダルを経て、アイドル時代とは大きく立場は変わったものの、かれこれ20年以上も芸能活動を続けている。
最近でも、2021年4月11日にインスタグラムにアップした写真が話題になり、ネットニュースでも取り上げられた。そんな彼女の活動が、今後の参考になるかもしれない人物がいる。「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)だ。
「いろんな意味でキツいのw」
「おいでやす小田さんとミニモニ。ネタで出演します!! 一瞬なので、お見逃しなく!!」と明かす矢口さんがインスタにアップしたのは、本人がテレビ局の楽屋と思しき場所で撮影した自撮り画像だ。
この日の昼過ぎ、矢口さんは「爆笑!ターンテーブル」(TBS系)に出演しており、その宣伝のために投稿したようだ。同投稿で矢口さんは、「この衣装当時のだからマジでパンパンです いろんな意味でキツいのw」ともつづっているが、コメント欄には「身体が服に合うようにがんばりましょう」といった「生暖かい声」が続々と寄せられている。
この投稿を報じたニュース記事には、「完璧には消えず、活躍してるわけでもなく。なかなかしぶとく頑張ってるね」といった、やはり、生暖かいコメントが続々。通常、芸能人の仕事報告アピールには応援の声が寄せられるはずだが、なぜ、矢口さんに対しては、このような生暖かい声が多いのだろうか。
それはやはり......自身が8年前に起こした不倫騒動が原因だろう。
あれだけの騒動を起こしながら、それでも消えない矢口さん
矢口さんは2013年、当時、俳優の中村昌也さんと婚姻関係にあったにもかかわらず当時、モデルとして芸能活動を行っていた梅田賢三さんと不貞行為を行い(中村さんとの離婚後、2018年に矢口さんは梅田さんと結婚)、その現場を中村さんに抑えられるという形で不倫が発覚。それを同年6月発売の「女性セブン」と「週刊女性」に報じられ、芸能活動を自粛した。そして、2014年10月に「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で復帰を果たすと、その後は細々とではあるものの、芸能活動を継続している。
最近では、3月27日に梅田さんとの結婚3周年をブログで報告した際に、そのことがネットニュースとして報じられていたほか、同月発売の「週刊女性」では、「完全復活ではないにしろ、(中略)ここまで巻き返すことができたのは驚異的」と、絶賛されるなど、まさに、「消えず目立たず」の状態で情報が途切れない矢口さんである。完全復活ではないものの、いや、完全復活ではないからこそ、視聴者からの大規模な反発を受けずに細々と生きながらえているその姿は実にしたたかであるが、そう考えると、このスタンス、別の人物にも参考になるのではないかという気がしてくる......そう、「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)だ。
「完全復活」を目指すから失敗する!?
渡部さんは現在、芸能活動を自粛中だが、これまでに2度、復帰のチャンスが訪れていた。1回目は2020年の大みそかに放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の年末特番であり、2回目は、今後放送されると目される「行列のできる法律相談所」(同局系)の3時間スペシャルだったが、どちらも事前に情報が漏洩し、視聴者からは大ブーイングとなってしまったことは記憶に新しい。
その不評を買ってしまった原因だが、やはり、復帰の1発目が華々しすぎたという点は間違いなくあるだろう。ただ、そう考えると、渡部さんが仮に、矢口さんのように「消えず目立たず」の形で、SNSで情報を発信し、「細々と」芸能活動を継続させるというのであれば、復帰は決して不可能ではないのではないか。つまり、渡部さんは「完全復活」を目指すあまり復帰の形が華々しくなってしまい、それがバッシングを招いてしまっているとの見方もできるだろう。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)