優勝直後のウマ娘「ゴルシポーズ」が話題沸騰 オタクレーサー小野寺玲は、今日も「アニメを原動力」に戦う

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推しが死んだらどうするの?

   ――これは「オタクあるある」だと思うのですが、「推し」が死んでしまったときはどうするのでしょうか。

「一週間は鬱になります。死んでしまったり、バッドエンドに終わったりする場合、僕は大体回復までに一週間を要しますね。他の作品も見られなくなってしまう。ひたすらそのアニメをループし、推しキャラが生きていた頃のかわいいシーンを繰り返し再生したり、作中の曲を聞いてひたすら感情移入し続けたりして立ち直る。そして次の作品にいく」

   ――トレーニングやレースには響かないんでしょうか。

「響くことはありますね。僕はレース前に集中するためや気分を紛らわすために、ルーティンとしてアニメを見ていますが、そういう時に偶然、いわゆる『鬱アニメ』に出会ってしまったことがありました。初めて見る作品は物語の展開が分からないので。
鬱アニメに出会うと、作品の中に自分の感情が置いてけぼりになって次の日も引きずってしまう。レースやトレーニングに集中できなくなる。
一回レース前に『甲鉄城のカバネリ』を見たときは翌日ダメでしたね。描写がきつすぎてそれを引きずってしまった。」

    ――小野寺選手でもそういうことはあるんですね....

「ええ、しかし今回のクリテリウムのように絶対に自分が勝たなくてはならないレース前は、新しいアニメを見るのではなく過去の自分が好きなアニメを見るようにしています。あとは先のストーリーに心配のない作品を見るなど対策をしています。
オタクは影響を受けやすいですけどコンディションのコントロールはしやすいので、逆転の発想で、尊い作品を見ることによって次の日をいい日にしています。例えばレース前、どんなに疲れていてやる気がなかった時でも、アニメをみて笑ったり『ご注文はうさぎですか?』のようなほんわかしたアニメをみて和んだりすることで、翌朝の自分の気持ちをフレッシュにしています。アニメは僕のすべてですね」

   ――非常に参考になるお話ですね、ありがとうございます。

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