気になる運航費用は...
コロナ後は、経営者の海外渡航が激減。そのため、「エリアチャーター」の割合も25%に減少した。逆に「グローバルチャーター」は50%、「国内チャーター」が25%に増えた。具体的な利用実績としては(1)国外の工場を再開するために技術者を派遣(2)定期便が少ない国、特に発展途上国に駐在する人の帰国便(3)帰国者は公共交通機関で移動できないため、羽田や成田から地方空港への移動手段(4)富裕層の国内旅行、などだ。
気になる運航費用は、国際線で13人程度が乗れる大型機で往復した場合、東京から北京が約1500万円、ハノイが約2000万円、ニューヨークが約3900万円、といった具合。国内線では、下地島(宮古島)まで8席の中型機で往復して約1200万円、4~5席の小型機だと700万円。札幌まで往復すると、中型機で約600万円、小型機で約300万円だ。
片桐氏は、空港では専用動線で第三者との接触が減らせる上、関係者のみで搭乗するというプライベートジェットの特徴が感染対策にも生かせるとみており、
「サラリーマンにおいては、ちょっと考えられないような金額感だが、そういうお客さまは潜在需要があると、すごく確信した」
などと期待を寄せていた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)