関心持たないのは「ご都合主義的な人権感覚」 芸人「せやろがいおじさん」はなぜ入管法問題を訴えるのか

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「日本人だから助けるのか、外国人だから助けないのか」

   お笑い芸人の立場でありながら、なぜ「入管法問題」を発信するのか。J-CASTニュースが理由を聞くと、せやろがいおじさんは「(世間の認識からすれば)お笑い芸人がやるもんじゃないやろ、っていう感じなんですが」と前置きした上で、次のように話してくれた。

「直近で言うと森喜朗氏の女性蔑視発言や(札幌地裁の)同性婚訴訟に関して、多くの方が声をあげている。それって、根っこはこの(入管法の)問題とおなじ『人権問題』だと思うんです。女性蔑視で言えば、日本では人口の半分が当事者。自分が当事者だったり、まわりに当事者がいた場合には声が上がるが、当事者がいない場合は上がらない。これ結構、『ご都合主義的』な人権感覚なんじゃないかなと感じるので、動画として扱う価値はあるかなと」

   せやろがいおじさんは入管法の問題を考える上で、今が「岐路」に立っているとし、メディアに対して次のような要求をつきつけた。

「(入管法の問題について)なかなか関心の声が広がっていかない。でも日本人だから助けるのか、外国人だから助けないのか。日本人の人権感覚というのが強く問われているタイミングじゃないかなと思います。メディアがいかに、当事者ではない日本のみなさんに、関心を喚起できるか。腕の見せどころではないかと感じます」
<(2021年4月11日13時00分追記)署名について記述した部分に誤りがあったため、記事の一部を修正しました。>
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