オリパラ特別塗装機も大会開催を待たずして...
13機の中には、東京五輪・パラリンピックのための特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」1号機も含まれる。20年10月末までの予定で19年4月に就航したが、開催を待たずして退役することになった。
777型機は、「ジャンボジェット」の愛称で知られ、高度経済成長期の大量輸送のシンボルのひとつでもあったボーイング747型機の後継として登場。国内線仕様の747-400型機には546人が乗ることができたのに対し(11年の退役時の座席配置の場合)、96年に登場した777-200型機には375人、98年に登場した長胴型の777-300には500人が乗ることができる(21年時点の座席配置の場合)。777型機は、主に東京(羽田)と札幌(新千歳)、大阪(伊丹)、福岡、沖縄(那覇)を結ぶ、全国的にも乗客が多い路線で活躍。特に777-300型機は羽田-那覇線の大量輸送を多く担った。今回の運航停止で、約25年にわたって活躍してきたJALの国内線仕様機が、ひっそりと姿を消したことになる。