FA移籍の井納は2軍でも結果残せず...
好調阪神を完封して連敗を止めたものの、手放しで喜んではいられない。開幕から打線は湿りがちで、ここまでチーム打率は中日と並んでリーグワーストの.216。なかでも深刻なのが主砲・岡本和真内野手(24)の不振だ。開幕から12試合で打率.159と調子が上がらず、本塁打はいまだゼロだ。
さらにDeNAからフリーエージェント(FA)で移籍してきた梶谷隆幸(32)と井納翔一(34)のコンビも不振が続いている。梶谷は3月27日のDeNA戦で満塁弾を放ち存在感をアピールしたが、4月8日時点で打率.174、出塁率.255と期待に応えきれていない。一方の井納は移籍後初先発の3月31日の中日戦で2回KOされ、2軍でも結果を残せていない。
開幕から12試合を終えチームは5勝4敗3分けと、上昇気流に乗り切れていない。この日は指揮官の手腕もあり勝利を手にしたが、リーグ3連覇に向けて課題は決して少なくない。9日からは敵地マツダスタジアムで広島と3連戦を行う。