プロ野球の日本ハムは2021年4月7日、札幌ドームでソフトバンクと対戦し2-6で敗れた。
日ハムはドラフト1位ルーキー伊藤大海(23)が先発し、ソフトバンク打線に7回11奪三振の力投を見せたが打線の援護がなく初黒星。チームはこれで6連敗(2分け挟む)となり、開幕から低迷が続いている。
不甲斐ない打席にいらだち募り...
1点リードの7回、伊藤が1死1、3塁のピンチを迎えた。
伊藤は中村晃外野手(31)を投手ゴロに打ち取り併殺を狙って2塁へ送球。これを遊撃手・中島卓也(30)が捕球できず、この間に3塁走者がホームにかえり同点。続く松田宣浩内野手(37)にレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打を許し逆転された。
打線は連敗ストップに向けて踏ん張るルーキーを助けられなかった。この日唯一の得点シーンは4回。1死2塁の場面で大田泰示外野手(30)がレフトスタンドに2ランを叩き込んだ。その後はソフトバンクのリリーフ陣を打ち崩すことが出来ず、終わってみれば計3安打2得点だった。
開幕からチームの状態が上がってこない日ハムだが、主砲・中田翔(31)は自身の不甲斐ない打席にいら立ちを隠せなかった。
日ハムファン「道具は大切に使いましょう」
1点リードの5回、1死1、2塁のチャンスに巡ってきた第3打席だった。
中田はソフトバンク2番手・津森宥紀(23)が投じた151キロのストレートについていけず空振り三振。複数のスポーツ紙の報道によると、ベンチに戻った中田はバットを叩きつけてへし折ったという。中田は6回の守備からベンチに退いている。
中田がバットをへし折ったとする報道を受け、インターネット上では批判的なコメントが多く寄せられた。日ハムファンのなかには「道具は大切に使いましょう」と中田を諭すようなコメントをするものがいる一方で「打てないのはバットのせいではない」と指摘する声も上がっている。
チームの低迷に主砲のイライラ。ソフトバンクをホームに迎えて行われる8日のゲームは、先発が予定される河野竜生(22)に連敗ストップの期待がかかる。