山本への「死球」に甲子園は騒然...
1ボール1ストライクからの3球目だった。田中が投じた146キロのストレートが山本の左肩を直撃し、顔面をかすめた。その瞬間、山本はグラウンドに倒れ込んだ。阪神スタッフがベンチから慌てて飛び出し山本のもとへかけつけた。山本は自力でベンチに戻り大事には至らなかったが、場内は一時騒然となった。
頭部への直撃は避けたものの、あわや「危険球」となる田中の投球にG党からも批判の声が上がった。直球が抜けたとはいえ、8回6点ビハインドの場面での「死球」。しかも昨季までチームメイトだった山本に対するものだっただけにインターネット上では「巨人ファンとして恥ずかしい」と非難するG党も。
開幕から11試合を行い、ここまで4勝4敗3分けで勝率は5割。低迷する打線強化を目的に岸田行倫捕手(24)を1軍に昇格させ、小林誠司捕手(31)を2軍に落とす手段を取ったが、すぐに結果は出なかった。投打の歯車がかみ合わない原巨人。8日の阪神戦は高橋優貴(24)がマウンドに上がる。