むしろ、「○○の人」になってしまえば良い!?
20世紀の間はもちろん、21世紀になってからも2006年5月まで丸大食品の商品である「丸大ハム」のCMに出演し続けていたのは俳優の別所哲也さん(55)。別所さんは同CMシリーズに出演し続けた結果、視聴者の間ではいつしか「ハムの人」として認識されるようになった。本来ならばイメージが1社のCMで固定化されるのは芸能人としてはマイナスになりそうなものだが、別所さんはそのような「罠」にはまらないどころか、2000年代冒頭に流れていた同商品のCMでは、CM中に「ハムの人だ!」と指さされる役で登場し、さらなる知名度を獲得したのだった。
ということは、山之内さんもこの手を使ってしまうという作戦は十分にあり得ることだろう。せっかく「PayPayの人」という「○○の人」という呼ばれ方を獲得した以上は、それを別所さんレベルにまで高めてしまえば良いのである。
いっそのこと、次のPayPayのCMでは道行く人から「PayPayの人だ!」と指さされてしまうといった演出を行い、知名度をさらに上げていく......といった手法は、あながち非現実的とは言えないのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)