SKE48の松井珠理奈さん(24)が2021年4月6日、過去に体調不良で活動休止を余儀なくされた経験から「そうならないようにサポートしてくれる人がいてもいいんじゃないかな」などとツイッターで支援体制の充実を訴えた。
STU48の石田千穂さん(19)が5日に活動休止を発表したことを受けての反応で、松井さんは「無理せず、ゆっくり休んでほしいなぁ」ともつづり、石田さんを思いやった。
STU48石田千穂「今は心身ともに自分をしっかり休ませて」...
松井さんは18年の「選抜総選挙」で1位になった直後の7月、体調不良で療養することを発表。9月中旬のコンサートで約3か月ぶりにファンの前でパフォーマンスしたのを皮切りに活動に復帰したものの、19年9月から11月にかけて再び体調不良を理由に休養したという経緯がある。
石田さんはSTU48の新曲「独り言で語るくらいなら」(21年2月発売)で、シングル表題曲としては初のセンターポジションに抜擢されたばかり。グループの顔の突然の活動休止に驚きが広がった。石田さんが4月5日に発表した談話には
「今は心身ともに自分をしっかり休ませて、また皆さんの前で、元気いっぱいな姿をお見せできるように、この期間ゆっくり過ごしたいと思います」
とあり、精神面を含めて問題を抱えていたことを示唆していた。
松井さんは石田さんの活動休止が発表された2時間半後、自らの経験を振り返って
「活動休止。休むのは本当に辛いし、応援してくださっている皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいになるけど...どんなときも、ファンの皆様は味方でいてくれると復帰して感じました。ありがとう」
などとファンに改めて感謝し、
「無理せず、ゆっくり休んでほしいなぁ」
と書き込んだ。その後も松井さんは石田さんを応援する投稿をリツイートした上で、4月6日のツイートでは、症状が深刻化する前に対策が打てるような体制の整備を訴えた。
「自分を含め他のメンバーも活動休止を経験したことがあるから、そうならないようにサポートしてくれる人がいてもいいんじゃないかな。近くにいれば、変化に気づくはずだし
人数は多いけど、定期的にメンバーの声に耳を傾けることをしてほしいです」
松井さんは4月11日に卒業コンサートを控える。一連のツイートは後輩を思いやってのものだとみられ、
「卒業する私が言うことじゃないかもしれないけど」
という一言で結ばれた。
そううつ病で活動休止の兒玉遥「あの時『大丈夫だよ』と誰か味方になってくれる人が欲しかった」
松井さん以外にも孤立無援だったと訴える人がいる。19年にHKT48を卒業した兒玉遥さん(24)だ。兒玉さんはグループでエースのひとりだったが、17年初めから体調を崩し、17年2月に活動を休止。4月にいったん復帰したものの、12月から長期休養が続き、19年6月にグループ卒業と、女優として芸能活動を再開することを発表していた。
兒玉さんは21年4月にメディアプラットフォームの「note」で連載を始め、そううつ病が活動休止の原因だったことを初めて明らかにしている。兒玉さんのnoteによると、「病気と向き合っていたあの時『大丈夫だよ』と誰か味方になってくれる人が欲しかった。希望を持ちたかった」。兒玉さんは、今後は「『アイドルの光と影』回想エピソード」や、そううつ病との向き合い方などを発信していくといい、
「このnoteが皆さんの背中をそっと撫でられる、そんな記事になったら嬉しいです」
としている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
自分を含め
— 松井珠理奈(ハリウッドJURINA) (@JURINA38G) April 6, 2021
他のメンバーも活動休止を経験したことがあるから、そうならないようにサポートしてくれる人がいてもいいんじゃないかな。
近くにいれば、変化に気づくはずだし
人数は多いけど、定期的にメンバーの声に耳を傾けることをしてほしいです。
卒業する私が言うことじゃないかもしれないけど。