日ハム、楽天にとって小林は魅力的な選手
課題の打撃が克服できず巨人では正捕手の座をつかみきれない小林だが、球界屈指の強肩とリード面において他球団の評価は高い。さらにここ最近、原辰徳監督(62)は「飼い殺し」をしないために積極的にトレードを行っていることから、小林のトレードの噂が後を絶たない。
小林は昨季、左尺骨骨折、右手示指末節骨骨折と度重なる故障に見舞われてわずか10試合の出場にとどまったが、巨人で正捕手を務めたことや、国際大会の経験など選手としての実績は十分。小林を欲しがる球団は多いと見られ、正捕手を固定しきれない日ハム、楽天にとっては魅力的な存在だろう。
今季出場機会の少ない炭谷ではなく、なぜ小林を降格させたのか。指揮官の思惑は不明だが、岸田が大きなチャンスをつかんだことは間違いない。小林はこのまま2軍でくすぶってしまうのか。小林、岸田、両者の今後に注目が集まる。