格闘家でYouTuberのシバターさんが2021年4月6日、YouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」に公開した動画の中で、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんによる「顔出し引退宣言撤回」について物申した。
「愚策でしかない」と一刀両断
中田さんは3月12日、YouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク- NAKATA TALKS」で、プライバシーの問題などを理由に「2021年4月から顔出しを引退して、アバター化する」と宣言。4月3日には、実際にアバター形式による講義動画の配信を開始した。しかし、2日後の4月5日に公開した「【前言撤回】中田敦彦より重大発表【2021年4月中旬から】」と題した動画にて、思いのほか視聴者からの「中田敦彦が見たい」というニーズが多かったなどと言い、「今まで通りやります」と表明した。
この前言撤回に対してシバターさんは「だろうな。なんでやる前から絶対失敗するってわかってることをやるのか不思議だった」とバッサリ。続けて、YouTubeで一番大切なことは「ファンを裏切らないこと、ファンに自分と言う存在を大きくさせること」だと説いたうえで、「"顔出しをやめる"というのは愚策でしかない」と斬り捨てた。
アバターの出来次第ではうまくいっていた?
さらに「どうすれば成功したのか」についても論を進め、「アバターの出来が悪かったのでは」と問題提起した。中田さんのアバターは、スーツ&帽子のスタイルを基調とし、空白になった顔の部分に「N」と刻印されたシンプルなイラストだった。
これをシバターさんは「自動車教習所のビデオみたい」と表現。「あっちゃんの顔に丸々似せたバーチャルYouTuberだったら全然反応が違ったと思う」「あれが多少表情があって、あっちゃんの身振り手振りをモーションキャプチャーでそのままやってくれるバーチャルYouTuberだったら、結果は違ったかな」と私見を述べた。
「何一つ制限をかけることなく、全力で面白いものを」と助言
また、シバターさんは、中田さんが前言撤回をした動画の中で、「オンラインサロンでは、生配信で授業をやっているところを顔出しで見せている」と発言していたことにも着目し、「もしかしてオンラインサロンに誘導するために、わざわざ(YouTubeの)メインチャンネルで顔出しをやめたのではないか」といぶかしんだ。
その上で、「もしそれが目的だとしたら絶対良くない」と断じたシバターさん。中田さんにとってのもっとも強力な媒体はYouTubeのメインチャンネルであると前置きし、「YouTubeのメインチャンネルでアップするものに関しては100%の力で、何一つ制限をかけることなく、全力で面白いものを出したほうが俺は良いと思う」と、YouTubeの先輩としてアドバイスを送った。
コメント欄には「なかなか為になる話だなぁ」「さすがトップYouTuber 指摘が的確」「アバターの違和感はめっちゃあった]など称賛や共感の声が相次いでいた。